ボルボ V70 水漏れ修理
- Raian
- 2021年8月8日
- 読了時間: 2分
走行距離が20万キロ超えてるV70の修理になります。 ある程度の距離を走るとラジエーターの液が少し減っている修理依頼です。
リフトで上げてみて確認したところ、見えてはいませんがウォーターポンプからの
水漏れが怪しいと思いお客様に相談しました。
タイミングベルトで回してるタイプなのでついでに全てを交換してリセットしたいとの
ご要望でした。
ツインカムエンジンなので回らないようにカムをしっかり固定してから外します。

タイミングカバーを外して確認したところ、ウォーターポンプからは全く漏れた形跡がありません。
誤診してしまったかな??と思って周辺を見ますが全く形跡がありません。
見積もりの段階では確実にカバー周辺にクーラントが漏れてました。
今更遅いので、気を取り直してウォーターポンプ取り外します。
外したところ……。

4万キロ前(4年程前)に交換履歴のステッカーがエンジンルーム内に貼ってあって
しかもウォーターポンプを外してみると少し前に交換したような綺麗な状態でした。
ここからは、推測になりますが交換の際にガスケットを綺麗に剥がしてなくて
新しいウォーターポンプに交換したので2重ガスケットになってて
エンジン温度等が高くなると時々漏れてたのかもしれません。
ハッキリとした漏れ箇所があったわけではないのでお客さんに全て説明してから
とりあえず、様子見で走ってもらう事にしました。
交換からしばらく経ちましたが未だ全く漏れてない(液面が下がってない)との
事で安心しまた。この車両は後日ATFの圧送交換を予定してます。
前回の作業した工場を聞いても仕方がないですが、全ての部品が純正部品でした……。
ガスケットを剥がす作業は凄く大変ですが、作業する車の未来を考えて手間暇は惜しまず
出来るだけ完璧な作業を心がけたいと思います。
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